既存のホイールパンツ(スパッツ)をピアノ線脚につける ①準備編
自作のホイールパンツをこてる40XZに取り付けたので現用機でホイールパンツが付いていないのはこてる61CXだけになりました。
こてる61CXにもホイールパンツを付けよう
僕が保有する最大のエンジン機であるこてる61CXは絹張り仕上げの高級機?ですが、むき出しのホイールのせいでチープさが漂っています。
こてる61CXにはもともとホイールパンツが付いていました。比較のために自作のホイールパンツを挟んで写真を撮りましたがごらんのとおり自作のホイールパンツより二回り大きめです。
塗装しなおしたのでピカピカです。記憶は定かではないのですが、付いているものを外して塗装することはないでしょうから外した後でいつか使う日が来るだろうと思って何かのついでに塗装したのでしょう。これを使う機会がやってきました。
重さはおなじくらいの寸法のOKのポリプロピレンのホイールパンツより重いのですが高品質です。これを遊ばせておくのはもったいない。
MKの樹脂製(グラスナイロン?)の脚にこんな具合に付けていましたが数年前に、
・脚取付け台のネジ穴がバカになって樹脂製脚が付かなくなった(何度もすっぽ抜け、ネジ穴の位置を何回か変えた結果、台全体がグズグズになった)。
・ピアノ線脚に替えたため今まで使っていたホイールパンツを付けられなくなった。
という経緯でホイールがむき出しになりました。
今回自作のホイールパンツをピアノ線脚に取り付けることができたので、この高品質なホイールパンツも少し工法を変えてピアノ線脚に取り付けることにしました。
パンツにホイールを入れてみるとホイールの左右に余裕があってブラケットを仕込むことができそうです。上のホイールは65mmですが幅が20mm強ですからこれくらいでも取り付けられそうです。
ホイールパンツの脚に取り付けるところの外側は板状の脚に密着するようにエポキシを盛って平面にしてあります。内側もFRP板を仕込んで補強してあります。
パンツの内側の加工はピアノ線脚仕様でも流用できます。
ホイールパンツ側の加工
ホイールパンツの取り付け方が変わりますから多少の加工が必要です。
ホイールパンツの外側の平面にしてあった部分のエポキシをはがします。そのままにすると美観の観点で問題です。
エポキシの接着が強固だったのでゲルコート?もろとも樹脂の層がはがれてグラスがむき出しになったところがありました。樹脂を盛らなければなりません。
ホイールパンツを上からかぶせて取り付ける仕組みにするので穴だったところを切り欠きにします。金ノコでも良いのですが回転砥石を使ってみました。削ってみるとホイールパンツはポリエステル系の匂いがしました。
変なことに感心しますがゲルコート、ホイールパンツのポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン塗料の相互の密着性は大したものです。
やすりで3.5mmのシャフトがすんなり入るように削ります。
めでたくシャフトが通るようになりました。
ホイールパンツの加工では止ねじ用の穴をあける作業が残っていますが、ブラケットができてから現物合わせで穴をあけることにします。
ブラケット(ホイールパンツマウント)
ブラケットの材料にするため金具を買ってきました。板材から切り出すよりはるかに楽です。取付けはM2.6のビスとナットにします。
脚用部品箱をあさってみると3.5mmの鋼鉄のホイールリテーナーがありました。これで材料がそろいました。金具に開いている穴はせっかくだから流用します。
金ノコで1.2mmの鉄の板を切ったり人力で穴を開けたりすると汗まみれになりますからこの後の作業は日を改めてすることにします。