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新作キャノピー 完結編:こてるRCGFに取り付けて運用開始

 新作キャノピーの製作記事の最終段階は木目調塗装が中心になっていましたが、新作キャノピーを作ろうとしたきっかけは元のキャノピーのシルエットが気に入らなかったからです。

新旧比較

 新旧を突き合わせて比べてみると前の部分の傾斜が違うことが分かります。

 左の新作の方が寝ています。木目調塗装もいい味を出しています(自画自賛)。


 機体に付けた感じは、


BEFORE

AFTER

という感じで、機首カバー、ハッチからキャノピーへの流れがスムーズになりました。
 本人は変えてよかったと満足していますが気が付く人は少ないでしょう。自己満足と人の機体を熱心に観察する人への対策のために頑張るのですが、他人の機体になんか関心を持たない人の方が多いと思います。


 客観的な指標として新旧の重さを量ってみました。


現行(旧型)

 かなり軽量というか、今まで作ったキャノピーの中で最も軽量です。


新作

 移植したラッチの重さ(1gくらい)を考えても8g近く重くなっています。
 骨組みとスタイロフォームだけの状態では新旧共に20gでしたから重量の差は表面仕上げの差です。
 現行(旧型)の表面強度が低いためすでにデコボコになっているのを教訓にして表面強度向上のためエポキシの工程を増やしたのですから重量増は甘受しなければなりません。
 現行(旧型)は軽量化に全振り、今回の新作キャノピーは重量と強度の妥協点を探ったという感じでしょうか。

表面仕上げ

 新作では表面仕上げがかなり良くなっています(自己評価)。

 今回、塗膜に再付着したミストを削ったり、タレをスクレーパーで削った後を1500番~2000番の水ペーパーでならした水研ぎの跡が曇りガラス状になりました。
 そのままだと美観上問題があるので非常に久しぶりに(10年ぶり以上?)コンパウンドで磨きました。なお、「久しぶりにコンパウンド」と書いていますが以前使っていたのは正確にはピカールです。
 スカイグレーを塗った後に部分的にコンパウンドを掛けたのですが塗装が全部終わって改めてコンパウンドを全体にかけました。


 細目で磨いた後に超極細で磨くとピカピカにつやが出ましたが、2000番で研いだ後で直接超極細で磨いても2000番の目は目立たなくなるので細目の段階はいらないかもしれません。
 あらゆる研磨剤の標準であるピカールと比べると、細目はピカールよりややつやが出る、超極細はピカールとは別次元のつやが出るという感じです。
 超極細で磨くと完全な平面を出さず、塗り肌が残った状態でも塗り肌の凹凸なりに光らせることができました。

 図示するとこんなイメージでしょうか。赤い線の面で光沢が出ていることを表現しています。車のボディはこんな感じですよね。

 こっちは実態に合わせて書き直した図です。
 平面がツヤツヤで光沢が出ているので映った像がゆがまないか(鏡面)、細かい凹凸がある表面がツヤツヤで光沢が出ているので映った像がゆがむか(塗り肌なり)の違いです。
 説明するほどわけがわからなくなるかな?

試験飛行

 キャノピーを変えたところで性能に差が出るわけはありませんから試験飛行の必要はありません。
 とはいうものの、せっかく出来上がったのですから機体に付けて様子を見ることにしました。久しぶりにこてるRCGFを飛ばします。

 飛行場で遠くから見るとかなり垢抜けて見えます(本人評価)。一方でエンジンカウルの木目調塗装をやり直したいという気が起きないでもありません。
 6月4日以来の運転ですから地上でしばらく回して様子を見てから飛ばしました。エンジンの振動でキャノピーからビビり音が出るとか飛行中にキャノピーが飛んでいくとかの問題は起きません。

問題発生

 ここまでは良かったのですが降ろしてから胴体をひっくり返してみると違和感があります。サブマフラーまわりが変です。

 サブマフラーの前の方の押さえ板が無くなっています。Oリングが切れていますね。

 後ろの方のOリングは切れる寸前です。Oリングのゴムを取り付けたのは3月ですからこういう条件で使うと寿命は半年ということでしょう。
 別の手を考えた方がよさそうです。

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