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ヘッドライトの古ぼけ対策 スチーマー加工はできるだろうか?

 ヘッドライトの黄ばみや曇りを取る方法としてスチーマー加工(という呼び方でいいのかな?登録商標的な呼び名かな?「ヘッドライトリムーバー」という製品もありますね?)というものがあります。
 基本的に研磨した、又は黄ばんだままのザラザラのヘッドライトの表面にポリカーボネートを溶かす溶剤の蒸気をあてて表面の細かい凸凹をならすということのようです。
 中学校の技術家庭で習ったニス仕上げの木工品のタンポ仕上げ、つまり、ニスを塗った表面をシンナー又はシンナーで薄めた塗料を含ませたタンポでぬぐって平滑にする技法を連想します。


 施工してくれる業者もあります。

 これはスチーマー加工をしている業者のYuTubeチャンネルの販売促進用の動画です。劣化した層を完全に削り取った後で施工する方法です。ヘッドライトカバーに元々あったコーティング層はなくなっていると思われます。
 ヘッドライトの右側はスチームを掛けた後、左側はこれから施工する2000番までのペーパーで磨いた表面です。


 この動画に対するコメントと返信に次のようなものがあります。

 上の返信では削った後でコートすると答え、下の返信はスチーマー加工がコーティングになっていると答えています。
 二つの返信をまとめればスチーマー加工そのものがコート加工ということになります。そのとおりだとすれば低温(100℃以下)で蒸発してヘッドライトに付着してコーティングの層を形成する物質があるとは思えませんから溶剤で溶かされて再度固まった層がコート層として機能すると考えろというのでしょうか。なんか素人をごまかしているような説明です。
 ともかくも「1から2年の・・・劣化などは確認しておりません」ということなのでそれくらいの耐久性はあるのでしょう。

 この業者に頼むとお値段は15000円からになっています。ちょっとお高いですが日本ならこんなもんでしょう。
 インドの車屋さんで削ってバフかけしてもらえばコイン洗車より安く上がります。


 DIYでやっている方もいます。

【車DIY】視聴回数98万超え自作ヘッドライトスチーマーの耐久年数!第二弾です!!
 この動画をアップされた方はヘッドライトスチーマーを自作しています。僕のようなヘタクソはマネしない方が良い技法です。この方によれば耐久性は2年だそうです。


 もっと長持ちさせたい場合はコーティングが必要でしょうがいろいろ調べてもスチーマー加工後にどういうコーティングをするのかはわかりませんでした(調べ方が足りない?)。
 ということはこういう施工を頼んだりDIYでやる人は耐久性に満足しているのかもしれません。


 スチーマー加工で失敗したこの方の動画にはいろいろなコメントが寄せられていました。
 スチーマーで加工すると表面がもろくなるのでスチーマー加工は止めたという業者のコメント、蒸気を当てすぎると溶剤が奥まで浸み込むのでだめだというコメント、様々あって勉強になります。ポリカーボネートの表面のコーティングを完全に落とせばうまくいくというコメントもありましたし、しっかり研磨したら大丈夫だったというアップした人自身の返信もありました。
 しっかりとポリカーボネートの地を出して施工した方がよさそうです。業者でもポリッシャーやサンダーでしっかり研磨しています。
 僕の感想では素人が手を出していつもうまくいくようなものではなさそうです(うまくいったらマグレ?)。溶剤で表面を溶かすのですから難しいはずです。


 業者に頼めば高い、業者に頼んでもうまくいかないかもしれない、DIYでやるには難しい、という感じです。そもそも特定化学物質に指定されているジクロロメタン(塩化メチレン)でなくてもプラスチックを溶かすような溶剤(アセトン?トルエン?)の蒸気が体にいいわけがありません。


 DIYでうまくいっている人もいるし耐久性もあるのかもしれません。技術を持っている人ならチャレンジしてもいいのでしょうが僕としてはスチーマー加工はやらないことにします。

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