自作ホイールパンツを作り直す 製品の仕上げ、塗装の準備
パテ盛りの結果
塗りたくったエポキシパテが硬化しました。
全体がざらついた表面になっています。ざらついているのは粒子が荒い灰色のマイクロバルーンを混ぜたからでしょう。見たところ「ス」というか穴が開いているところはなくなっているようです。
グラスクロスを削らないように、120番で控えめに空研ぎしました。左右の継ぎ目の隙間のような構造的に弱くなりそうなところに樹脂が回っているのが確認できました。表面の7割くらいにペーパーがかかった状態になってサーフェサー塗装に移れそうな感じです。
ホイールが出るところを整形します。上が整形済み、下は整形前です。
子細に点検すると左右をつないだクロスと本体の間に隙間ができています。樹脂を流し込む方が良いかもしれませんが強度的には大丈夫そうですし(どうせ壊れる時は壊れる)、中国製の既製品ではこのレベルで売り物になっていることがあるのでこのままにしておきます。
次の工程は塗装です。
サフェーサー兼下塗り塗料の準備
素人のFRP工作ですから型から製品を起こす段階でもゲルコートの工程はスキップしました。塗装の工程も簡略化します。
サーフェサー兼下塗り塗料として隠ぺい力の強いスカイグレーを塗ります。キャノピーにも同じ塗料を使い、キャノピーはその色が完成品の色になります。
スカイグレーの主剤はシンナーが飛んでアスファルト状になったものをシンナーで緩めて再生したシロモノです。調べてみるとまたアスファルト状になっています。ポリの容器はダメなようです。
こりずにまたシンナーで緩めることにします。前の2回は溶け切らない塗料の粒が混じっていてエアブラシが詰まったり塗面にブツブツができるという大惨事になりました。
その経験を踏まえ今回は緩めた塗料をティーバッグのナイロンをろ紙の代わりにして漉して缶に移すことにしました。これで成功すればよいのですが3回続けて失敗になれば物笑いです。
塗料が準備できるまで作業は中断です。