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7月19日の工作、多正面作戦

 今日の工作はホイールパンツの母型の整形とエポキシ処理、EPP機の補修の続き、キャノピーの塗装下地作りという多正面作戦になります。

自作ホイールパンツを作り直す 母型の作成③

 ホイールパンツの母型の整形をします。

 ホイールパンツの形になっているものが4個できています。

 左右一組ずつが一体で成形できるように仮に固定します。マスキングテープを貼った上に接着剤を点付けし、

 クランプで挟んで密着させます。

 数時間放置して接着剤が固まったら整形を始めます。左右で形が違ってはカッコ悪いのでチェックしながら削ります。テンプレートのたぐいは使わず自分の感覚に頼ります。

 左右の形は同じですが左右が同じ製品にはなりません。脚に固定するところは平面にしておきます。

 整形が終われば2分割します。

 母型は雄型として再利用したいので強度を上げていきます。
 いろんな人がスタイロフォームで雄型を作っていますがグラスマットやクロスで強化する例が多いようです。
 そこまではしないまでも前作のようにタルク入り水性ウレタンではなくエポキシ処理で強度を上げつつ表面処理をします。表面がザラザラなのでタルク又はマイクロバルーンを入れたエポキシ樹脂で平滑にしなければなりません。


 エポキシ樹脂を混合すると樹脂がもったいないのでいくつかのエポキシ作業を同時に行うことになります。

EPP機の補修③

 ホイールパンツの母型のエポキシ処理と平行して、EPP機の機首左右のバルサと胴体のEPP材の間の隙間を埋めます。

 スタイロフォームの粉を詰め込んでエポキシ樹脂を垂らして含浸させます。ここまででかなり強度が上がっています。
 下側と上側の2回に分けて作業しなければなりません(うまく工夫すれば1回で済むかもしれませんが僕の技術では無理です)。
 

新作キャノピーの下地作り

 エポキシ処理が終わったキャノピーの塗装下地作りをします。軽量タルクを混ぜた水性ウレタンをスポンジ刷毛で塗りました。

 塗装道具です。フライトホビーで出している軽量タルクは、原料が何なのか知りませんが同じ容積なら普通のタルクより明らかに軽くなります。
 僕は表面仕上げ以外には水性塗料を愛用しています。水性塗料の良い点は水気が飛べば次の工程に移れることです(水性塗料にもいろいろあるんですけど)。
 溶剤系や2液性の塗料では指触乾燥後に硬化時間をおかなければならないのに対して大きなアドバンテージだと思います。

 軽量タルクを水性ウレタンと同じ容量だけ混ぜて塗ります。タルクを混ぜすぎるとなすりつける感じになって作業しにくいし、シンナーへの耐性が弱くなりそうですからスラリー状になる手前までにします。

 一回塗った状態でかなりグラスの目が埋まっています。スポンジ刷毛でも多少はハケ目が残りますが毛のハケとは異なり毛の先が塗料を掻き落とすようなことはないのできれいに仕上がります。

 スポンジ刷毛は次の工程で使うまで水で洗った後、乾かさずに水に浸しておくとカピカピにならずに長持ちします。1本80円くらいのハケですがどのくらい使ったかわかりません。

 水性ウレタンが乾けば水研ぎします。水性塗料ですが水気が飛べばすぐに水研ぎできるので能率的です。


 こちらは水研ぎ後に2回目の水性ウレタンを塗った状態です。ハケ目は残っていますがグラスの目はほとんどわからなくなりました。乾燥後もう一回水研ぎして塗装下地の完成とします。


 エポキシ樹脂が硬化するのを待たなければなりませんからこの日の作業は終了です。

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