こてるRCGFの再生㊶、初飛行までもう一息、サブマフラー、キャノピー、カウル
前日(3月21日)の昼、自転車で買物に行こうとしたらタイヤの空気が抜けていました。虫ゴムを替えたのですが直っていません。手漕ぎの空気入れで空気を補充してもいいのですが「自転車の空気入れ」を使うことにしました。
サブマフラーの作業
喜んでいいのか悲しんでいいのか「自転車の空気入れ」を使い切ったのでサブマフラーの材料は確保できました。
3月21日の昼過ぎから作業を開始しました。
サブマフラー作成
サブマフラーの作り方は以前にも記事にしました。同じ手順で作ります。
口を切り離して
底に穴を開け、接着剤が付くところをペーパーで荒らせば準備完了です。
サブマフラーの本体同士が接触するところにもペーパーを掛けておきます。
JBウェルドを付けて板の上に置いて百均で買ったグルーガンで固定します。
数十分の作業時間でサブマフラーの修理は完了です。
3月22日は朝から雨、やがてみぞれになりました。飛行場に行けないので作業がはかどります。
ステーの作成
回収したステーの状態を調べました。ステーは3個要るのですが、1個は流用できます。
エポキシ処理が何行程かありますから時間がかかります。作業工程をいろいろ工夫しなければなりません。
以前の記事にも作り方を書きましたが今回はサブマフラーにエンジンの振動が伝わりにくくなるので単純な構造にできます。
4mmのMDF板を2枚貼り合わせて8mmにしてステー(胴体側の部分)を作ります。
のこぎりで切り込みを入れて丸刃の彫刻刀でおおざっぱに形を作ります。こういう工作は木目のある合板よりMDF板の方が楽です。
ペーパーを巻いたアルミパイプで整形します。
結構うまく加工できました。ブカブカするところは後でエポキシ樹脂を盛ってぴったりするようにします。
下のステーと上の押さえでシリコンパイプを被せた貫通多孔管を挟んで固定するのですがMDF板は木ねじが効きませんからビスとナットで止める工夫をします。
これはステーにナットがおさまるくぼみを作っているところです。
ナットがおさまることを確認します。
ナットが抜けないようにFRP板の押さえを付けます。というよりはナットを接着したFRP板をMDFのステーに接着する感じです。
無駄に凝った作りになりますがいい知恵が浮かびません。
押さえは2.7mmのMDF板を3枚重ねて作ります。ビスが貫通する穴を正確に開けるのは難しいので真ん中のMDF板でビスを挟むようにします。
押さえを組み立てるとこんな感じです。
押さえは下のステーと接触する部分と上にFRP板を接着してビスが沈まないようにします。
エポキシ作業の回数を減らすため、最後尾のステーと押さえも組立ててFRP板とナットを接着する準備をします。
作業が中断していたこてるNGH用のサブマフラーステーもついでに作りました。
エポキシでナットを接着するときはなるべくねじに樹脂が回らないようにします。
ビスでナットを固定します。
組立終わった3組のステーと押さえのセットを硬化促進過熱箱に入れます。
硬化するまでキャノピーとカウルの作業をしました。
硬化促進過熱箱から出して、ステーと押さえの組み合わせを確認します。
はみ出したFRPをトリミングします。
貫通多孔管が通る所をけがいて、
現物合わせで修正してマフラーに取り付けて調子を見ました。いい感じです。
こてるNGH用のサブマフラーのステーもうまく収まります。
サブマフラーのステーは表面を硬化させるためと耐燃性のためのエポキシ処理をすれば完成です。
似たようなものをいくつも作ってきたので手際が良くなっています。
あと一息で初飛行が可能です。
キャノピーの工作
キャノピーの塗装下地作りを続けます。
エポキシでマイクログラスを貼った上に1回目のタルク入り水性ウレタンを塗りました。
グラスを削り落とさないように気を付けてサンディングしました。
グラスの目はほぼ消えたので塗装に移れると判断しました。
重さを測ると約30g、前回作が塗装下地完了で39.3gでした。形が違うので単純に比較できませんが約9g軽くなっています。
吹き付け塗装はカウルと一緒にする予定です。色塗装でも軽くする工夫をします。
カウルの工作
カウルは外形の整形が終わり、水性ウレタンを1回塗っています。マイクログラス張りの準備をします。
表面処理でどれくらい重量が増えるかを調べるため体重測定をすると19.6gです。ちょっと重い感じです。
それでもマイクログラス貼り、色塗装をしても62mmのスピンナー(28.9g)より軽くできそうです。
スタイロフォームの気泡をつぶすため水性パテを塗りこみました。キャノピーではこの工程を踏むことで軽くできたと思います。