こてるRCGFの再生㊴、胴体ほぼ完成、メカ積み、水平安定板の取付け
金土日はいろいろと用事があって作業が進みませんでした。
が、用事の合間を縫って作業を続けました。
主翼止めラッチ
主翼の抜け防止のためのラッチ(こういうのもラッチというんですかね?)を取り付けます。
この機体はこてるRCGFを修理・再生するものですから先代こてるRCGFの仕掛けを再利用します。
主翼との現物合わせで取り付けます。写真の左側がロックが掛かった状態ですけど写真じゃよくわかりません。
主翼側のFRPの爪が差し込まれるとピアノ線が逃げ、爪の切り欠きの所でピアノ線が戻ってロックが掛かるようになっています。主翼を外すときはピアノ線をカンザシの方に押してロックを解いて主翼を引き抜きます。
道具なしで主翼を取り付けたくて電動機をやっている方の知恵を拝借しました。お礼を申し上げたいと思います。
胴体表面仕上げ
尾翼を付ける前に胴体の塗装の欠陥を修正しました。タレと虫が付いたところは修正できました。
修正前はこういう感じでしたが、
こんな感じになりました。
車の道具をひっくり返したら細かめのコンパウンドが出てきたのでピカールで磨いたところを磨くとテカテカになりました。
切り出しで削ったのは正解でした。400番とかのペーパーで削るとペーパーの目を消すのに苦労しますが切り出しで削って白く曇ったところは1500番で研ぐとすぐ周囲と同じ感じになりました。
塗装が上手くいったところでもグラスの目がやや出ている所があります。
全体にペーパーをかけてクリヤをもう一回塗ればグラスの目が消えるかもしれませんがそこまではしません。
メカ積み
尾翼がまだついていませんが先にメカを積みます。順番が違うようですが尾翼が付いていないと取り回しが楽です。
エレベーター2個とラダーサーボが尾翼の前に付いているのでリード線を通すのが面倒です。3本まとめてバドミントンのガットにマスキングテープで貼りつけてパイプに通します。ガットが引っこ抜けないようにガットに結び目を付けておきます。
引っ張っている途中です。
めでたく出てきました。
こちらはスロットルサーボです。写真の真ん中、サーボの下側に星印というかバッテンマークのような跡がありますがプラスドライバーを落したところです。幸い表面まで貫通しませんでした。
スロットルのリンケージは自転車の変速機のワイヤーを使っています。ワイヤーの端末にハンダを浸み込ませてワイヤがばらけず、イモネジが効くようにしています。
アイドル状態ではワイヤを全部繰り出すのでワイヤーがたるんでいます。スロットルにリターンスプリングが付いていてリンケージは引っ張る専門ですからこれで大丈夫です。
フルスロットルではこうなります。
メカを配置してみるとこんな具合になります。エレベーターサーボとラダーサーボが後ろに付いているのでカンザシパイプより後ろの胴体の中はすっきりしています。
アンテナを通すガイドになるチューブをクラフト紙で作りました。最近はこのやり方にしています。
アンテナガイドを仕込みます。胴体の窓のフィルムをまだ張っていないのでこういう細工が楽です。フィルムを張ってからでもアンテナを差し込むことができる位置に貼り付けます。
電池の位置は艤装が終わって重心位置を見て決めます。
垂直安定板と胴体窓のフィルム張り
胴体は垂直安定板に白のオラカバ、窓の部分に赤のオラライトを張ります。
ウレタンの硬化が進まないうちにアイロンをあてると悲惨なことになりますから塗装後2日置きました。
垂直安定板
型紙が正確でフィルムが型紙どおりに切れていれば、前縁でフィルムを折り返して後縁で重なるはずです。
出来上がりはこんな具合です。前縁で点付けして両側からくるむようにフィルムを張ると結構うまくいきます。垂直安定板のてっぺんは現物合わせで切りました。
後縁はヒンジが来るところを切り取っておきます。水平安定板と同様です。
前縁に継ぎ目がないのですっきり見えます。
僕はここ2,3年でフィルム張りを始めたので人と違ったやり方をしています。
胴体の窓の部分の被覆
型紙は印刷した設計図をそのまま利用しました。実物が設計図どおり作られていればぴったり合うはずです。
概ね合いました。
こういうところはともすると内側が縮んで周囲が引っ張られて悲惨なことになります。周囲を貼り、内側のフィルムを縮めるときはアイロンの熱が回らないように厚紙で周囲をカバーして悲劇を防ぐことができます。
上手いことを考えたもんだと悦に入っていたら、オラカバの説明書をよく読むとそういうことが書いてありました。
水平安定板の取付け
水平安定板は胴体に差し込んでから接着剤を隙間にすり込んで固定します。
胴体側を養生します。
水平安定板側もマスキングします。紙を挟んで主翼と平行になるようにします。
接着剤は仕上がりの良さを考えて透明度が高い「ボンドクイック30」にします。水平安定板と胴体の隙間に部分的に接着剤をすり込んでとりあえず動かないようにします。
正確にアラインメントが出ていることを確認して本格的にすり込みます。余分な接着剤をふき取り、接着剤が固まる前にテープをはがして接着剤がなじむままにすると自然な感じになります(これも自己評価)。
カウルがなくても飛ぶから動翼と脚を付ければ飛ぶようになるぞとうれしくなりましたが、ふと気が付くとサブマフラーの修理がまだ終わっていません。サブマフラーの取付けステーも作り直さなければなりません。