こてるRCGFの再生㉗、カウルとキャノピーの組立て、細かい作業
キャノピーの組立て
基準になる5番ブロックを接着してその前後にブロックを並べていきます。ブロックは1mmくらい大きめに切り出していますから骨組からはみ出るように接着します。
ブロックを接着するときはゆがみが出ないように骨組みを胴体に組んだ状態にして、ブロックは互いに密着するように面を修正しながら乗せて行きます。
歪んだ部材を重しを掛けたりテープでぎゅうぎゅう引っ張るようにして無理やり密着させようとするとキャノピー全体に歪みが出ます。
キャノピー後端の6番ブロックはこんなカットをして、骨組みと5番ブロックに密着するようにします。45度のカットは肉抜きする芯を入れた状態で行います。
こちらは6番ブロックの下半分です。これの上の部分がキャノピーの骨組みに付きました。
何かのオブジェみたいですね。きれいに切り出せたので保存しておきたいくらいです。
ラッチ機構は45度にカットしたスクラップのスタイロフォームで固定します。
接着剤が乾いたら胴体から外します。
ブロックの「底」を取り除くと2グラムくらい軽くなります。
重さを測ると23.3g。寸法の割には軽くできました。
以前スタイロフォーム製のキャノピーの記事を書きましたが、それより軽く(特に塗装分)したいところです。
キャノピーを蛍光灯に透かすとかなり薄いことが分かります。気を付けて削らないと穴が開きます。
キャノピーは材料を切り出してから2日目で組立て完了までこぎつけました。思いのほか作業が進捗しました。
作り方が確立されていればどんどん作業が進み、試行錯誤しながら作ると作業が進まないということです。
カウルの組立て
ねじ止めの部はエポキシがカリカリ状態に硬化してからパリッという感じで皿ネジをこじらないと悲惨なことになります。
後ろはうまくいきました。
前はねじを受ける合板がスタイロフォームに付く仕組みでしたからねじを回すと合板がスタイロフォームをむしり取ってしまいました。
気を取り直してねじを受ける合板を胴体側のステーにねじ止めし、その状態でカウルに接着することにしました。エポキシ接着剤が余計なところに流れたらえらいことですから、スタイロフォームを削った粉を混ぜて流れないようにしています。この状態で硬化するまで待ちます。
カウルの天井(機体側から見ると底)になるスタイロフォームを乗せるのでシュラウドとシュラウド側面のスタイロフォームをツライチにならします。
天井用のブロックがスタイロフォームの端材でまかなえるか検討します。
キャノピーを作るときは端材が大量に出ます。一つのブロックを切り出すと端材がこれくらい出ます。これを使わない手はありません。
肉抜きしたものを2つつなげて、
2枚にスライスして
背中合わせにつなげて足りないところを継ぎ足して、
カウルの天井にします。雑に作っているように見えますがスタイロフォーム同士の接着面が難しい所に来ないように気を付けています。
余分なところをおおまかにカットして、
横から見たシルエットを部品図から型紙に写します。
発泡スチロールカッターでカットし、
ざっと整形するとこんな感じになります。
この状態で16g強。スピンナーより軽いくらいです。
機首の整形
カウルの組立てが終わったので機首とカウルの形がなじむように整形します。
エンジンも取り付けて、案内になるスピンナーも取り付けます。
機首ハッチ、機首ブロック、カウリングの先端上部まで一体で整形します。
冷却空気取り入れ口が四角なのはちょっとカッコ悪い感じです。プロペラシャフトが出る穴もドライブワッシャになじむように丸く整形しなければなりません。
動翼の加工
昇降舵と方向舵の前縁を削っていませんでした。これでは舵が切れませんから斜めに削ります。僕はバルサカンナをうまく使いこなせないので切り出しで削ってサンディングブロックで仕上げます。
ヒンジを付けてみて確認します。これくらい動けばいいでしょう。
確定申告の作業をしなければならないので今日の作業はここまでです。