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こてるRCGFの再生㉖、スタイロフォームの切り出し、その他

 胴体の細工が終わり、キャノピーとカウルは骨組みにスタイロフォームを接着する段階になりました。
 キャノピーとカウルの工作を平行して進めます。

スタイロフォームの切出し

 一昨年買った厚さ50mm、900×900のスタイロフォームがまだ残っています。
 半畳の大きさの材料から直接部材を切り出すのは僕の作業環境では無理なので方眼紙でガイドを作って使う分だけ切り出します。長い羊羹のような直方体にすると取り回しやすくなります。
 スタイロフォームの右の方は去年の7月ごろ、こてるNGH用のキャノピーを作るときに切り出したときの切り口ですが真っすぐ切れていないことが分かります。

カウル用のブロックの切り出し、加工、取付け

 カウル用は左右の側面と下側(エンジン基準では天井)の3つの部材を切り出します。

 側面用のブロックの型紙を設計図どおりに切り出します。


 シュラウドにあてがってみます。
 あれ? 寸法が足りない・・・ そうか、シュラウドの天井(機体側を基準にすれば底)を厚くしてたんだと気が付きました。


 去年切り出したスタイロフォームの余りを調べると左右のブロックを作れるだけの端材がありました。


 型紙を作り直してスタイロフォームを切り出します。
 この厚さならスライスすれば左右一組切り出せます。

 厚紙をリボン状態に切って周囲に巻きます。

 厚紙のガイドどおりに切ると2枚にスライスできます。ニクロム線が進むのが遅れて弓状になっていることが分かります。


 主翼のような長いものを熱線で切り出す工法がありますが、電圧とか電流とか線の張力とかでこの辺の問題をクリヤしているんでしょうね。


 現物に当てて様子を見るとマフラーに干渉することが分かります。スタイロフォームをマフラーにギュッと押し付けると跡が付くのでそれを目当てに布ヤスリで削ります。

 胴体側のステーが当たる部分の切り込みも作っておきます。

 削っておいてフィットすることを確かめてシュラウドにゴリラウッドグルーで接着します。

 ねじ止めをするところに合板を取り付けます。

 こちらは機首側です。
 この後、ねじが通る穴の位置決めに苦労しました。穴を開けた部材を胴体側取り付けた状態にして接着すべきでした。


 ねじ止めの部分に皿ネジをセットしてネジの頭がカウル表面とツライチになるように(座繰りしたようになるように)、また、ねじの頭が沈みこまないように木粉入りエポキシ樹脂を盛っておきます。


 エポキシが硬化するまでの時間を利用してキャノピーの作業を進めます。


 カウルがなくても飛ばせますが、キャノピーがなければ飛ばせませんから(ふたをしないと胴体に積んだものがばらまかれるような気がします)気持ちキャノピーの作業を優先します。


キャノピー用の型

 キャノピーの作り方は別の記事で書いていますからなるべく重複していない内容を書きます。

 型紙を切るための部品図です。内側の半楕円は肉抜きするための案内です。なぜ内側の半楕円が2つかと言えば、傾斜を付けて肉抜きするためです。
 例えば、2番のブロックを切り出すときはブロックの前と後ろで外形は同じですが肉抜きで取り除く芯?は前が小さく後ろが大きくなります。

 型紙は外側が同じ形のものを2枚作ります。厚紙を2枚重ねてはさみで切ります。
 肉抜きのガイドになる部分は前と後ろで違う型になります。


 切り出しが終わったブロック、ブロック切り出し用の型紙、肉抜きした芯です。これまで作った中で一番薄い製品にするつもりです。

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