こてるRCGFの再生⑮、タンク・点火ユニット室カバー、尾部整形部(続き)、機首ハッチ
手を付けていない部品は機首ハッチ、キャノピー、カウル、尾輪になりましたが、土曜日は飛行場に行かなければならないので作業はあまり進捗しません。
とりあえず、飛行場に出発する前に前日までの作業の続きをしました。
早朝の作業
タンク・点火ユニット室カバー、取付け部の工作
胴体側のステーのエポキシ樹脂が硬化したので次の作業に進めます。
カバー側の取付け部を胴体側ステーに合わせてセットして
カバー側の1段目の部材を接着し、2段目を乗せ、
前の日に組み立てた3段目から5段目までの部材を乗せて様子を見ました。
この後の作業は飛行場から帰った後です。
尾部整形部の作業、肉抜き完了
胴体の形を移した整形部の外側を粗削りします。粗削りが終わると20g弱から12gになりました。
ダミーの垂直安定板と胴体下部のヒレを外して内側を彫刻刀で肉抜きします。
肉抜きすると8.5gになり、数分の作業で約4gの軽量化ができました。ま、重心調整用のおもりを付けたりしたら帳消しですけど。
朝のうちにこれだけ作業して飛行場に出発です。
飛行場にて
ENYA 61CX搭載の「こてる61」とルフト改を飛ばしました。
前回は始動に苦労しましたから工夫しました。
アフターランオイルを洗い流すとともにエンジンが軽く回るようにするためプラグを外して燃料をエンジンの中に入れ、スターターで1~2秒回して余計な燃料を排出しました。
これで手で始動することができました。といってもガソリンエンジンに慣れるとグローはめんどくさいですね。
天気が良いので良い写真が撮れました。
翼の補修の跡が良くわかります。目が梅干し色に退色している状態に慣れてしまったのであざやかな赤に違和感があります。
紫外線の影響が良くわかる写真です。翼型がはっきりわかるほど色が変わっています。
作業再開
帰宅してから作業再開です。
タンク・点火ユニット室カバー、組立て
1段目になる取付け部と2段目の8×8のバルサ棒を接着して 胴体側のステーに取り付けます。
この状態で前の日に作っておいた3段目から上を重ねます。これで組み立て完了です。
この状態で重さを測ると約23g、こりゃ重いと感じます。外側を整形し内側を肉抜きしてできるだけ軽くしたいところです。
尾部整形部の取付け
肉抜きが終わった尾部整形部をセメダインCで接着します。胴体と一緒に削るのですがつぶれては困るのでダミーの垂直尾翼と胴体下部のヒレの役割をさせるスペーサーを挟んでおきます。
垂直安定板をはめるところはこんな具合です。バルサを張り合わせたところが分かりますがセメダインCのおかげで接着面は目立ちません。
ちょっと脱線して胴体の工作の途中経過をアップします。
風船張りの断面はこうなります。こちらはヘッドレスト?側です。食い違いや段差はあまりできずに済みました。キャノピーを外すと見えるところなので見栄えは重要です。
胴枠を取り付けているところが黄色くなっていますが補強のためにタイトボンドを盛ったところで、乾くとこんな色になります。リード線のガイドの紙筒の出口はゴリラウッドグルーで固めていますがこちらはバルサの色になじんでほとんどわかりません。
こちらは尾部です。短辺30mmくらいまでの楕円形なら8mm幅の風船張りでどうにかなります。といってもてっぺんの細板の右隣の接着が苦しい状態になっています。ここを削ると厚さは1mmくらいになってしまいます。
これより細い所はブロックの削り出しにしなければならないので尾部整形部が必要になるわけです。
胴体の後半部はこんな具合です。胴体を整形する段階で風船張りの段差と尾部整形部を一緒に削ります。
機首ハッチ、作業開始
先代こてるでは機首ハッチを開けて給油、チョーク、ニードルの操作をしていました。便利だったのでその仕組みを踏襲します。
ハッチのヒンジ軸、掛け金まわりは再利用できます。掛け金といっても「金」ではなくてFRP板ですけど。
掛け金はこんな仕掛けです。ハッチを閉じていくとピアノ線がFRPの斜めになっている部分に押されて狭まり、完全に閉まるとピアノ線が両側に広がってFRPの切り込みにはまってロックが掛かります。開ける時はピアノ線を丸めたところをつまんでロックを外し、ピアノ線をつまみながらハッチを持ち上げます。
これは今は亡き先代の「こてるRCGF」の機首回りです。ヒンジの軸が見えるのはしょうがないとして、ヒンジの取付け部が見えているのは舞台裏が丸出しという感じです。
新作ではこの辺をどうにかしたいと思います。設計図を引くところから始めなければなりません。