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世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記⑦

 9月30日の実験の結果を受けて出力の増大(回復)を目指し新たな実験の準備にかかりました。


 まずOS873マフラーの尾管の内径をリーマー、甲丸ヤスリ、リューターを使って8mmまで広げました。排気口出口の面積はオリジナルの6.5mmの約33平方mmから約50平方mmへと約1.5倍に増えました。グローの32エンジンで実験したときは、排気効率の悪いマフラーで7mmの排気口出口を8.4mmに拡大したところ(面積では1.4倍)12,000 r.p.mの回転数域で500 r.p.m回転が上がったので期待します。

 消音効果が下がると困るのでサブマフラーの出口を絞る仕様も準備します。外径8mm、内径7mmのアルミパイプをシリコンチューブとともにサブマフラー出口の内径9mmのパイプに押し込む予定です。排気流路の最小面積は約38.5平方mmになります。
 OS 873ベースの仕様で満足いく結果が得られない場合に備え、SimlineのQシリーズマフラーも準備しました。Qシリーズマフラーの尾管は内径9.4mmが2本、断面積の合計は69.4×2で約134平方mmです。NGHのオリジナルマフラーの尾管の内径10mm、断面積78.5平方mmより大きいだけあってオリジナルマフラーと同等の回転数が得られます。マフラーの容積が大きいのでオリジナルマフラーよりかなり静かです。とはいっても僕的にはうるさいので排気口を絞る仕様も準備しました。

 内径を6mmに絞るレデューサーを作りました。シリコンチューブでマフラーの尾管につなぎます。

 レデューサーをつなぐとこんな具合です。レデューサーを付けると排気口の合計面積は28.3平方mm×2、約56.5平方mmでオリジナルよりわずかに小さくなります。レデューサーを付けたときと外したときの回転数と排気音を調べてみます。
 Slimlineベースの仕様の成績が良ければSlimlineマフラーに換装しますがカウルなどを作り直さなければならなくなります。


 実験は台風が過ぎてからになります。

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